ニュース - 2020年08月03日

世界のスポットライト:ドイツ

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parkrunファミリーは世界22か国から成り立っています。その中からいくつかの国について詳しく見ていきましょう。

 

今週はドイツです。マネージャーのジャコブ・フェドローヴィッチさんとアンバサダーのミッシェル・パースさんが話してくれました。

 

2017年の12月、ドイツは19番目のparkrun開催国となりハノーバ、ライプチヒ、マンハイムでの初日は200人を超す参加者やボランティアとともに開催されました。しかしドイツでのparkrunの歴史はもう少し前に遡ります。

 

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ドイツで初開催される前年に、ここではparkrunをしないのかという問い合わせがたくさんきていたのですが、まだ地域のコミュニティーに申し出る準備ができていなかったのです。ですがその問い合わせが次第に増えていったため真剣に他国と共に私たちのグローバルコミュニティーを広げていくことを考え始めました。

 

ようこそドイツへ!

 

ドイツでparkrunを始めるために地域の人々の興味度や状況、可能性を知るために2017年9月にparkrunを立ち上げたポール・シントン-ヒューイットとparkrunグローバルチームが 開催に興味を示した8市を全行程、2,000Km以上を旅して訪れました。parkrun開催に熱意を燃やす60人以上の人々と会い、そこで私たちは盛大に歓迎されてとても刺激的な出会いの場を持つことができました。parkrunについて知っていることを各々が話してくれたのですが多くの人は個人的にparkrunを経験したことがないとのことでした。ですがparkrunの自由な気風、毎週開催であり、誰もが歓迎されるparkrunのイベントが地域コミュニティに受け入れられるであろうことを彼らは即座に知ることとなりました。

 

彼らのドイツでparkrunを開催したいという情熱は明白であり、私たちはだんだんと興奮してきました。

 

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この視察が終わる頃には私たちは今こそドイツでparkrunするのだと確信したのです。そしてそれが現実となるのにそう時間はかかりませんでした。最初の土地権利者からの了解が視察を終える前におりたのです!

 

3、2、1 スタート!

 

ドイツの最初のparkrunは同じ年の12月に行われました。初参加者はハノーバ、ライプチヒ、マンハイムで5Kmを歩き、ジョギングやランニングを楽しみました。150人を少し超えた参加者と何十人ものボランティアの人達がこの国の最初の三ヶ所で集い、イベントは大成功となりました。

 

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1ヶ月も経たないうちに別の3市がparkrunに加わり2018年1月、ベルリン、フランクフルト、そしてオスナブリュックをグローバルコミュニティーとして迎え入れました。そしてその後すぐに、もっと迎え入れることになりました。最初の12ヶ月で計11のイベントがドイツで始まり、これはその時のparkrun史上最大の数となりました。

 

parkrun改革の本拠地

 

ドイツでのparkrun開催は新しい試みを試す良い機会でした。一番大きな違いはストップウォッチ、スキャナー、ノートパソコンの代わりに、開発されたばかりの新しいparkrunのボランティアアプリのみを使うことでした。この使用によってドイツはparkrun開催におけるハイテク主導で低コストのパイオニアとなりました。効率的なことにかけてはドイツ人におまかせ下さい!

 

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ドイツでのすべてのparkrunイベントはparkrunグローバルチームによって運営されています。これは新しいテリトリーでparkrunを始めることへの障害を減らすのにとても役立っています。

 

関心と参加者を増やす

 

ドイツでのparkrun開始から、3年以上経ってその人気と関心は着実に高まってきています。2019年には17の新しいイベントが始まり、参加人数も2017〜18年の21,000人から2019年には48,000人にまで増えていっています。

 

現在はコロナの影響でドイツでもイベントは中止になっていますが、再開でき次第すぐに新たな場所でのイベントを行う準備はできています。

 

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ドイツのparkrunコミュニティは、parkrunの性格を素早く取り入れ地域コミュニティの構築やつながりへの重要な要素として使い始めました。多くの場所でparkrunは海外からの参加者(学生や外国人、難民など)と地元の人たちとの交流や彼らが地域に馴染む重要な手助けとなっています。

 

今日、ドイツの多くのイベントで様々な国籍、様々な言語が同じparkrunを共有しているのを見られます。parkrunはすべての人が歓迎される場でありたいと願っています。

 

parkrunツーリズム

 

当初からドイツはparkrunツーリストにとって魅力的な場所でした。ヨーロッパの中心に位置しており、parkrunを実施している他国との交通の便もいいため毎週のように海外からのparkrunツーリストを迎え入れています。

 

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ベルリンは世界的に有名なイベント期間中は非常に人気のある場所です。毎年ベルリンマラソンの前日にはHasenheide parkrunに数百人の参加者が集います。そして10月のオクトーバーフェストが開催されるミュンヘンもまた人気の場所です。parkrunアルファベットマニアの方(開催地の頭文字A-Zを制覇する人)、ドイツには非常に稀なZから始まる場所がありますよ。(Ziegelwiese parkrun

 

 

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別の美しい観光地あたりでポンと始まる次のイベントにも目を光らせておいてください。私たちはparkrunだけでなくその場所に滞在して楽しんでいっていただきたいと思っています。parkrunツーリズムはparkrunだけでなくドイツの各地方の異なったスタイル、方言、風景、地方料理、ファッション、文化を比較して楽しんでいただく機会を提供していると思っています。

 

まだまだ増えていきます!

 

ドイツのparkrunイベントの数は常に増えていっていますがまだまだです。サポートに熱心なボランティアグループがいる国内中のコミュニティーに声をかけていく予定です。私たちはparkrunを通して地域の人々により健康で幸せな世界を共に築いていく手助けができると信じています。

 

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ミッシェル・パース
ジャコブ・フェドローヴィッチ

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