ニュース, フィードバック - 2020年11月15日

故郷と人とのつながりを紡いでくれたparkrun

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私がparkrunを知ったのは2018年の春先のことでした。当時、東京都の都立公園でのフィットネスプログラム導入に従事しており、運動を通じたコミュニティーづくりを模索する日々を過ごしていました。世界中の公園で開催されていたparkrunの存在は私にとって強いインパクトを与えるものでした。

 

それから程なくして知人がparkrunの日本誘致に携わり、2019年4月に日本初開催となる二子玉川parkrunが開始。同年10月には友人が淀川河川公園枚方地区parkrunを誘致、そして、私の出身地である愛知県でも大高緑地parkrunが始まりました。名城公園parkrunではコアボランティアメンバーとして参加しました。

 

小さなお子さんからご年配の方まで「誰もが自由に参加できる」温かい雰囲気を感じました。思い描いていたコミュニティーがそこにはありました。

 

parkrunが自分にとって身近なものになって行く中で、「自分も地元で開催したい」と強く思うようになっていきました。ちょうどその頃、生活にも転機が訪れ東京生活に区切りをつけ、地元である愛知県豊田市へのUターンを決めました。豊田市帰郷後、parkrun構想はすぐに仲間を得ることになりました。中京大学スポーツ科に通う清水さんとの出会いでした。彼が取り組む町興し事業のプロジェクトの一環としてparkrunを誘致したいとのオファーを受けたのです。運動を通じて地域を元気にしたいと思いが合致し、私たちの活動がスタートしました。

 

白浜公園parkrun_pic1

 

2020年は新型コロナの感染拡大で様々な活動が制限され、parkrun自体も中断されている中で準備を進めるのは厳しいものでした。それでも私たちの中で「必ず開催できる」と信じて活動する中で多くの方が関わるようになってくれたことは励みとなりました。会場候補地の紹介、地元ランニングチームによるボランティア参加、豊田市が広報掲載に応じてくださるなど、次々とサポートを得ることができました。2020年11月14日にスタートした白浜公園parkrunは多くの方の想いと支援により実現することができたと感じています。

 

白浜公園parkrun_pic2

 

白浜公園は、豊田スタジアムを眺められ、近くには清らかな矢作川が流れており、自然が多いとても気持ちの良い場所です。公園が地域と人の交流する場所であるように、元気と笑顔が生まれる場所としてparkrunを開催していくことにワクワクしています。回を重ねながらこの和を広げていきたいです。

 

白浜公園parkrun_pic3

 

最近では、parkrun開催に向けて動く中で、私と同じように「地元でparkrunを開催したい」という方々が声を寄せてくれるようになっております。そうした方々をサポートすることで、故郷と人とのつながりを紡いでくれたparkrunに関わり恩送りをしていきたいと思います。自分が関わった方々が立ち上げるparkrunを訪れ交流することを将来的な楽しみとしながら仲間と共にホームプレイスを育てていきます。

 

白浜公園parkrun
イベントディレクター
青木 宏和

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