parkrunファミリーは世界22か国から成り立っています。その中から今回はアイルランドついてご紹介します。
今月、アイルランド島ではparkrun 10周年を迎え、カントリーマネージャーのマット・シールズさんがアイルランドのparkrunの歴史について語ってくれました。
2010年11月、北アイルランドのベルファストにあるウォーターワークスでアイルランド島初めてのparkrunが行われました。ウォーターワークスパークでのイベントは、私を筆頭とするボランティアチームによって開始されました。
その2年後の2012年11月にアイルランド共和国でparkrunがスタートしました。最初のイベントであるMalahide parkrunは、マイケル・マクマホンによって始められました。(注:アイルランド島は北アイルランド(イギリス)とアイルランド共和国というふたつの国からなっています)
マイケルから電話があり、parkrunを始めようという話になったので私は彼にこちらへイベントを見に来てはどうかと提案しました。
1週間ほどたったある土曜日の朝、マイケルがダブリンからベルファストのウォーターワークスまで9時半のスタートに間に合うように車で約2時間かけて来てくれたときは驚きました。その時、彼は本気だと思いました。
マラヒデでの第一回目のイベントは、北アイルランドからの観光客を含む159人の参加者を迎えました。おそらくこれはこのコミュニティがアイルランド島の隅々まで拡大していくことを示す兆候だったのかもしれません。
この時、英国から有名な観光客が少なくとも一人は来ていました。2004年に世界初のparkrunイベントを立ち上げ、私たちの創設者であり友人でもあるポール・シントン・ヒューイットです。
マラハイドでのその最初のイベントからparkrunは瞬く間に広まり、私が所属するウォーターワークスのチームがそうであったようにマラハイドの常連の多くがノースダブリンをはじめとするダブリン各地の新しいイベントの開拓に関わっていきました。
リバーバレー、ドナベイト、セントアンズ、ファーザーコリンズなどなど。parkrunファミリーは全国で成長を続けています。
思い出に残る出来事
思い出に残る出来事はたくさんありその中からいくつかを選ぶのは不公平だとは思いますが、ニアル・パワーさんがラッシュでジュニアparkrunを始めた時のことはよく覚えています。それ以後ジュニアイベントが盛んになっています。
またBere Island parkrunも開始しました。このイベントは約280人しかいない島のコミュニティとボートでしか交通手段のない来訪者とでスタートしました。
イギリスでの立ち上げ成功に続いて私たちの最初のイベントが北アイルランドとアイルランド共和国で始まったことを私は非常に誇りに思っていましたし、100万回目のparkrunを達成した時には、私達全員がそれをとても誇りに思いました。
これらのイベントはどれも非常に記憶に残るものですが、個人的に最も記憶に残り意味のあることはアイルランドのあらゆる地域からあらゆる年齢層の人々の、parkrunが自分たちの人生をどのように変えたかを語ってくれた体験談です。
現在アイルランド島では、毎週土曜日の午前中に129の5kmイベントが開催され、日曜日にはさらに40の子供や家族向けのジュニアイベントが開催されています。コロナが落ち着きparkrunが戻ってきたら、さらに7つの5kmイベントと3つのジュニアイベントが開催される予定です。
アイルランドのあらゆる地域でイベントが開催されていますが、特に昨年はparkrunからの恩恵を多く受けたコミュニティでのイベントが多数見受けられました。
都市部から人口1,000人以下の小さなコミュニティや町まで。今、私たちが目にしている新しいイベント開催地は、2010年には考えられなかったような場所です。
現在、アイルランドの人口の7.8%がparkrunに登録しており、多くの人が毎週参加し、コミュニティの中心で活躍しています。
私が将来に望むことは、このような数の問題ではなく、parkrunの恩恵を最も受けられる地域でより多くのイベントを開催し、人生を変えるような経験をする参加者を増やしてより自立した思いやりのあるコミュニティで支えられるようにしたいと思っています。
parkrunアイルランド
カントリーマネージャー
マット・シールズ
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