現在、私はparkrun開催場所である大磯運動公園(神奈川県)でフルタイムの勤務をしています。きっかけは昨年、都内で開催された、ある懇親会。その席上に日本で最初のparkrun、二子玉川parkrunに参加した知人がおり、「笠尾さんの絶対好きな雰囲気だから1回行って、ぜひ大磯運動公園でも展開したら」と、提案されたのが2019年4月9日でした。そこからがparkrunとのご縁のはじまりです。
ちなみに、その懇親会からは後に私を含めて3名のparkrunイベントディレクターが誕生しています!
その後の道のりは極めて順調でした。イベント遂行に必要なボランティア確保にはある程度のめぼしが立っており、開催する下地は十分にありました。年が明けてからはスポンサーである住友生命のウルトラランナーさんからまずはparkrun IDの登録方法を教えていただき、二子玉川parkrun(東京都)でボランティアをしました。その際、一緒に活動するボランティアの方々に、継続のコツは何ですか?と聞いたところ「週末に行けたら行く、ダメなら休む、自分にプレッシャーをかけない」とのことでした。この感覚は私にとってとても新鮮でした。とかく我々日本人は何事にもガチガチになって取り組みがちですから。
また、二子玉川はランディレクターさんの雰囲気もふんわりしていて、とかく日本の大会にありがちな競技役員が醸し出す競技色がゼロ。地域の盆踊り?公園の朝のラジオ体操?なんだこの雰囲気は?と不思議なparkrun ワールドに魅了されていきました。
そして次は辻堂海浜公園のテストランへ。夏には光が丘、桃井原っぱ、浦安等、関東のイベントディレクターさん達との交流も光が丘の小林さんを軸に加速し相互会場の訪問、開催ノウハウ、PCでのリザルト処理等をマンツーマンで教えていただく事ができました。
今後は毎週開催していきます。現在、大磯町の町長は元々大学病院の院長を務めておられた医師です。朝活、健康増進に結び付くこの活動の開始ははきっと喜んでくれているはずです。最近では、上司や同僚も近隣のparkrunに参加し、ベビーカーでも参加したりできるparkrunに賛同し、ボランティア としても協力してくれています。
また同じ県内の箱根、横浜、鎌倉の観光地とはひと味違った町の魅力づくり、「大磯町ってparkrunやっているところでしょ?行ってみようかな!」なんて会話が県内はもとより、首都圏、そして全国の仲間達で弾むことを私たちは何より楽しみにしています。
大磯運動公園parkrunイベントディレクター
笠尾俊文
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サイモン・トビンさんは医師として1週間を通じて毎日何百人もの人々と会話をしていますが、大勢の前でスピーチをするのは苦手で緊張すると吃ってしまうほどでした。しかし、parkrunボランティアに参加したことで大勢の人と話すこ…