アワード, ニュース - 2020年12月30日
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2020年を振り返り、新年に希望をもって

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2020年に終わりを告げるにあたり、parkrun創設者のポール・シントン-ヒューイットCBEが、parkrunにとって特異だったこの12ヶ月間を振り返りました。

 

多くの期待を胸に2020年がスタートしました。16年目を迎えた私たちの活動はペースを上げていきました。オランダは世界のparkrunで22番目の開催国となり、国際女性デーのために「This Girl Can」との画期的なキャンペーンを実施し、1月から3月にかけて20万人以上の新しい参加者をparkrunファミリーに迎え入れました。

 

コロナウイルスのニュースが流れ、世界中の公衆衛生当局や政府がその蔓延を抑制し、リスクを管理するための対策を講じる中で、私たちもparkrunを一時的に休止しなければならないことを認識するようになりました。15年半の歴史で初めてのことです。

 

もちろんイベント休止の必要性は理解していましたし受け入れていましたが、parkrunに参加できないという事に瞬時に心を打たれてしまいました。多くの人がそうであるようにparkrunは私の聖域です。parkrunは私を困難な時期から救ってくれ、それを乗り越えた結果として生まれたものです。

 

同じ時間、同じ場所、馴染みのある顔ぶれ、サポートや励ましといったparkrunの規則性と信頼性はparkrunがいつもそこにあるという安心感をもたらしてくれます。日常からの解放、新鮮な空気、コミュニティーと交流する。parkrunの存在は、しばしば揺れ動く海の中で、穏やかな島のような心強い存在なのです。

 

なので、大切なものがいつ戻るかわからないまま奪われたとき、その喪失感を感じるのは自然なことだと思います。

 

世界中で2千以上のイベントを休止するプロセスを同時に管理しながら、私たちは約束をしました。毎週のイベントがなくなってもコミュニティとのつながりを維持することを。つながり、話し、参加し、共に楽しむ場所、泣きたいときに寄りかかれ、気晴らしや逃避できる場所、これまでと同じものを提供するためにできる限りのことをしていくことを。

 

当初はparkrunの休止や日常生活の混乱がこれほど長く続くとは誰も思っていませんでした。通常の毎週のイベントがなくても、私たちは連絡を取り合うための新しい方法を作りました。最初のロックダウンが始まって以来、土曜日の定番となっているグレート・ビッグ・parkrunクイズが誕生しました。また、週に一度30分間のparkrunトリビアもしました。

 

クイズの他にもparkrunをテーマにしたパズルやアクティビティを子供たちに提供したり、毎週日曜日にはファミリーparkrunのウォーミングアップに参加していただいたり、ライブQ&Aでは魅力的で有名な方々をお迎えしてお話を伺ったりと、parkrunをテーマにした活動を行っています。

 

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parkrun登録者の皆さまにアンケートも実施しました。今年はこれまで以上に多くの人を対象に調査を行い、13万人以上の回答を集めました。これらの回答は私たちの意思決定の指針となり、コロナウイルスがparkrunコミュニティに与えた影響や、再開された時に戻る人の意思を理解するのに役立っています。

 

私たちの調査で明らかになったことの一つは、私たち全員が人と人とのつながりを必要としているということです。各地域の回答者の10人中少なくとも7人が、パンデミックの影響でコミュニティ内の人とのつながりが損なわれたと回答しています。調査対象者の大多数は、parkrunに戻る準備ができていると一貫して答えていました。どの地域でも、コミュニティの一員であると感じたいというのが主な動機となっていました。

 

このことを理解し、地域コミュニティが手を差し伸べ、つながりを保つための努力をしているのを見て私は恐縮すると共に誇りに思いました。数々の人々は裏庭でparkrunを作ったり、バーチャルお茶会を主催し、ボードゲームやビデオ、聖歌隊などを作ってくれました。これこそparkrunの真の精神で、最も困難な時期にも関わらず、お互いのためにそばにいてくれました。

 

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parkrunコミュニティの創意工夫と、助け合い、支え合いたいという気持ちが、今年ほど顕著に表れたことはありません。

 

6月に遡り、22カ国のparkrunですべてのイベントが休止される中、私たちは(not)parkrunを開始しました。パークランナーが自身のホームイベントとして5kmのウォーキング、ジョギング、ランを記録し、再びparkrunコミュニティの一員であることを実感できるものです。parkrunのイベントがない時にモチベーションとインスピレーションを与えてくれればと思っていましたが、驚くことに28週間で8万1千人以上の人が75万回以上(not)parkrunを記録し、そのうち7千5百人はまだparkrunをしたことのない人でした。

 

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少しずつですが、世界各地で規制が緩和されparkrunのイベントが戻ってきています。最初はニュージーランド、次にフォークランド諸島、オーストラリア、日本、ガーンジー、マン島、ナミビア、ロシアの一部で再開されました。

 

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現在6カ国で300以上のイベントが再開され、遂行しています。今年のスタート地点からは程遠いですが、このことは私たちに希望を与えてくれました。

 

parkrunのイベントが再開されるのを見て私は、私たちがどれだけ幸運であるかを実感しました。困難な状況下でもお互いに助け合う方法を見つけてくれた素晴らしいコミュニティがあること、コロナウイルスへの対応やビジネスへの影響を自分たちで管理しなければならない中で、私たちの活動を信じてくれているコマーシャルパートナーの支援があったこと、そしてこの組織が、少人数のスタッフチームと、本当に素晴らしいボランティアグループのサポートによって、慎重かつプロフェッショナルに運営されていること。

 

これらすべての幸運が2021年、そしてその先への大きな希望と自信を与えてくれています。

 

失って初めてその大切さを実感するとよく言われますが、 確かに休止になったことで、parkrunがなぜ機能しているのか、何が特別なのかを改めて理解することができました。人はお互いを必要としています。社会的な接触が必要であり、コミュニティの一員であることを感じ、所属すること。何もかもうまくいくという確信が必要なのです。

 

今年は実際には疎遠になっていたかもしれませんが、私たちがこのムーブメントの一部であることをこれほど強く感じたことはありません。

 

皆様の忍耐と情熱と応援に心より感謝しております。

 

2021年が皆様にとって幸せで健康的な年になりますように。

 

 

parkrun創設者
ポール・シントン-ヒューイットCBE

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