フィードバック - 2021年04月01日

parkrunに参加して 〜 ブラインドランナー

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私は去年の12月頃より、parkrunのイベントに参加しているブラインドランナーです。

 

私の視覚障害の症状は、視力:右0.01、左は眼の前で手を振ったときにその動きがわかる状態ですが、薄暗いと見えず、視野狭窄と視野欠損があります。ピントが合うと見えることがありますが、ほとんど合わないので、生活の中では見えにくくなっています。

 

現在、私は52歳です。発症時期は10歳頃で、徐々に視力が低下し、今に至っています。

 

日常生活の中でのサポートの必要性ですが、普段慣れているところでは白杖を使用しての移動は可能ですが、慣れていない環境下では手引きなどを行ってくれるガイドさんが必要になってきます。

 

ブラインドランナーとガイドランナーが一緒に走る時は、ガイドランナーの口頭指示と伴走ロープを使用しての方向指示で、段差や障害物等に引っかからないように安全に誘導をしてもらっています。

 

走るときの恐怖心や不安ですが、基本的にはロードや公園を走ることに対してはありません。トレイルランニングなどロードのコンディションの悪いところを一緒に走る際はお互いの信頼関係がないと不安を感じると思います。

 

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私にとって身体活動をするにあたって乗り越えなければならない壁ですが、あまり考えすぎず、まずは興味や関心のあるものがあったら誰かに聞いて飛び込んでみても良いかと思います。1つでも自分に出来そうなことがあったら気軽に取り組んできた結果、今は自然に前向きな気持ちになってきました。

 

parkrunに参加する前は、現在も代々木公園を中心に行っている伴走伴歩クラブ(以下バンバンクラブ)に入っており、週1回そこで走り、その中で知り合ったガイドランナーの方と別に週1回走ります。また、平日には自宅の近くのスポーツクラブで週2〜3回走っています。

 

parkrunはバンバンクラブのガイドランナーの方から紹介されました。私が初めてparkrunに参加したのは桃井原っぱ公園です。私と一緒に走ってくれているのはparkrunを紹介してくれたバンバンクラブのガイドランナーの方で、以前から桃井原っぱ公園のparkrunに参加していました。

 

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parkrunに参加する前の私の最初のイメージは、そこでは私だけ視覚障害者で、バンバンクラブと違って周りが健常者の方ばかりなので受け入れてもらえるか心配でした。しかし実際は、ガイドランナーの方の知り合いが多くいたこともありますが、皆さん気さくに声をかけてくれて、私の緊張感は徐々にほぐれていきました。

 

parkrunに参加してみて、私自身が好きなランニングを通して、多くの方に声をかけてもらい、人の温かさを知り、自分自身の存在と居場所を感じることができました。parkrunは私にとって大きな活力になってきています。

 

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parkrunに参加するときは、バンバンクラブのガイドランナーの方に駅と公園の間の送迎をお願いしております。桃井原っぱ公園までは最寄り駅から電車に乗り、荻窪駅の改札口までは私1人で行きます。そこからは集合時間が早いのでガイドランナーの方と一緒にバスかタクシーを利用しています。

 

2021年の私の目標ですが、まずは1年を通して楽しく走り、たくさんの知り合いや仲間を作ることです。その中で可能だったら、自己記録としてフルマラソンで3時間20分を切りたいと考えています。

 

他のブラインドランナーにparkrunの存在を教えたいと思っています。もしparkrunに参加するとしたら、まずは自分でガイドランナーを準備する必要があると伝えると思います。

 

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parkrunに参加している方々に、まずはブラインドランナーとガイドランナーの存在を意識してもらい、その中で伴走に興味や関心があったら、いろいろと私たちに質問して理解してもらえればと考えています。

 

ブラインドランナーとガイドランナーの存在が自然な形で日常的な存在になることが出来るように私も努めていきます。

 

今後ともよろしくお願いします。

 

中野覚

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