parkrun=単に公園を走るだけではありません。
英国を拠点とする非営利団体parkrunの委託を受けて行われた独自の調査に、6万件を超す回答が集まりました。その調査結果は、parkrunイベントにボランティアとして携わることがランニングやウォーキングで参加すること以上に人々の健康や幸福により大きな影響をもたらすことを示していました。
2019年10月の最初の週末でparkrunは創設15周年を迎えました。その記念に、parkrun UKは独自に実施した調査の結果を公表し、parkrunに参加することが本当に人々の健康と幸福の増進につながり、そしてそれは必ずしもランニングやウォーキングでの参加に限ったことではないと実証しました。
この調査結果によると、ウォーキングやランニングでの参加者と比べ、ボランティアとしての参加者の方がより幸福感が増したことを示していました。
parkrunは世界最大の身体活動を目的としたコミュニティイベントです。委託して行われたこの調査は、毎週無料で実施される5kmの計時イベントが 、人々の健康と幸福感の向上にどれだけ有益かを数値化するものでした。
この調査は 英国のシェフィールド・ハラム大学の先端健康研究センター(AWRC)が独自に行ったもので、2018年10月に16歳以上の全てのparkrun登録者を対象にアンケート調査が送付され、その結果6万694件の回答が回収され、47調査項目に対して1,100万にのぼる回答数がありました。
その調査結果によると、parkrunに参加後、回答者には主に次のような変化が見られたことがわかりました。
幸福度に関しては、ボランティアとしても参加経験がある回答者は84%が向上したと実感しており、79%という全回答者の割合を上回っていました。
これは、イベントでボランティアをすることは、ウォーキングやランニングで参加するのと同等に人々の健康と幸福の増進につながる、というparkrunが長年抱いてきた考えを裏付ける結果となりました。
parkrun登録以前はアクティブな生活を送っていなかった参加者の登録後の変化も大きく、81%が幸福度の向上を実感しており、こちらも全体の79%という数値を上回っていました。
グローバルHealth & Wellbeingチーム・マネージャーのクリッシー・ウェリントンは、以下のように発言しました。
「この大規模な調査によって明らかになった調査結果は非常に興味深いものです。身体的、精神的、そして社会的と広範囲に渡る健康面の向上にparkrunが効果的であることが検証されたのです。何千もの人々の健康と幸福度がparkrunでのボランティア経験によって大いに向上したことからもわかるように、ボランティアをすること自体が非常に積極的な活動であることは明らかです。利他的な要素に動機づけられてボランティアに携わる場合もあるかもしれませんが、この調査はparkrunでボランティアを経験することが各個人に様々な形で良い影響を与えるという考えを支持しており、同時に地元のコミュニティにも貢献することができるのです。」
parkrunは700万人を超える登録者を抱える英国を本拠地とする非営利団体で、無料で毎週末5kmのコミュニティーイベントを公共の場で開催しています。
現在、日本各地では23箇所のイベントが存在しています。お近くのparkrunイベントはこちらから検索することができます。
#loveparkrun
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