2019年8月、単身赴任先の大阪でparkrunに出会いました。深北緑地のボランティアの皆さんはとても明るくて、いわゆる“ウエルカム”な雰囲気に魅力を感じて、私もボランティアとして多く参加しました。そして昨年の4月、埼玉に転勤してから今度は光が丘公園のparkrunに引き続きボランティアとして参加しています。
「本当に遅くて、すみません。」と、最終を歩く参加者のほぼ全員が口にする言葉です。ボランティアの数ある係の中で、特に最後尾確認係をやってみて気づいたことです。
「全然気にすることないですよ。犬の散歩の方もベビーカーと一緒の方でもいいんですよ。」
「parkrunはアスリートだけでなく、むしろあらゆる年代の速い方も遅い方もみんなで楽しむイベントなんですよ。」
「私も最初は5キロなんて全然走れなくて、しばらくずっと歩いていました!」参加者を安心させようと私がいろいろ口にするたびに、参加者の皆さんはかえって「へ~⁉︎」っと驚かれるのでした。
parkrun発祥の地イギリスでは、健康作りのためにこのイベントがスタートし、年代を問わず地域の大勢の方が参加することで、地域の防犯にも高齢者の孤立化抑制などにも、様々な社会的な効能が出ていると聞いています。
残念ながら日本のparkrunはまだまだその領域にまで至っていないかもしれません。ただ、毎年たくさんのparkrunが各地で立ち上がってきています。日本のparkrunも地域のコミュニティーにもっともっと根付いてきて、個人の健康づくりのイベントのみにならず、地域全体が健康で明るく幸せになるために、できれば大好きな最後尾確認係のボランティアとして、これからも見守っていきたいと思います。
小林弘幸
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