2022年1月ボランティアアップデート

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新年初となる1月のボランティアアップデートへようこそ。

 

2021年が始まった時点で、世界では約400のイベントが行われていましたが、現時点では、オーストラリアのニューサウスウェールズ州とニュージーランドのイベントが最近再開されたことも手伝って、2,000を超えるイベント数に達しました。

 

引き続き状況は不安定で、シンガポールやマレーシア含めて未だにイベントが再開できない国もいくつかありますが、それでも12ヶ月前と比べると大きな進歩を遂げたことは明らかです。

 

2021年の統計データ

 

異例な一年ではありましたが、17万5千人以上の参加者が75万回あまりのボランティアを記録し、5万人以上の新たなボランティアを迎えました。そして、去年初めてバーコードスキャン係を経験した参加者は、3万人近くに上りました。ボランティアの一員として貢献してくださった方々、ありがとうございました。

 

インシデント

 

世界のparkrunイベントで2019年(すべてのデータが揃っている一番最近の年)に記録されたインシデントの総数は9617件でした。

 

私たちは、週末に報告を受けたインシデントを翌週一件ずつ調査しています。各インシデントは、人間関係、体調不良やケガ、イベント運営関連、または安全対策のそれぞれ、または複数のカテゴリーに分類され、その重大性も評価されます。

 

イベントチームへの備考

 

報告されたインシデントに関して、更なる調査が必要だと判断された場合、parkrun本部から連絡を受けることがあります。同様に、イベントチームの方からもインシデントに関する追加情報などをメールで本部宛に連絡することもできます。

 

インシデントの評価後、或いはすべての事後調査が終了次第、それぞれのインシデント報告書は参考記録としてシステム上に保存されます。

 

すべてのインシデントは、リザルト処理中にWebFMS上のインシデント報告書を通じて記録するようにしてください。報告するインシデントが複数ある場合、1通の報告書に記載するのは1件のインシデントに限定し、‘Add Additional Forms’を選択して、追加の報告書に別のインシデントの詳細を記載してください。

 

もしリザルト処理終了後に報告すべきインシデントが発覚した場合、’record incidents’ をWebFMSのメニューから選択し、報告するようにしてください。

 

報告する際は、できるだけ詳しい情報を適切かつ簡潔に記入するように心がけ、特にインシデントに関わった当事者の名前とparkrun IDを可能な限り記載してください。重大性が高いインシデントの報告書は、後に再度参照する必要が出てくるかもしれません。

 

インシデントが頻発する場合、リスクを軽減させるためにはリスクアセスメントを見直したり、コースの変更を考慮してみることが役立つかもしれません。

 

parkrunは、人命に関わる事態や、直接的に個人の安全を脅かすような状況を、重大インシデントと定義します。あなたのイベントで緊急事態が発生した場合、parkrunの重大インシデント対応手順に従って状況に対処することが非常に重要になります。このリンク先には、イベント開催日にいつでも連絡可能な緊急時連絡先電話番号も記載されています。

 

2022年もすべてのインシデントを引き続き記録してください。これらは非常に貴重な情報源となります。

 

最新版バーチャルボランティアアプリのリリース

 

Android用の最新版バーチャルボランティアアプリが最近リリースされ、とりわけこれまで一部のAndroid機種のユーザーから報告されてきたバーコードをスキャンする際の問題が改良されました。特に、Huawei P30 Proの機種に生じていたカメラの問題が今回のアップデートで解決しました。

 

ほとんどの場合、アプリが自動的に更新され、これらの改良点が明らかになるはずですが、アプリの自動更新が設定されていない場合は、最新版のアプリに更新してご使用ください。

 

尚、現在は以下のバージョンを使用しています。

Android版:Version 2.1.0 (147)

iOS版:Version 2.0.8 (64)

 

ボランティアハブ

 

いつもご紹介していますが、このアップデートを読んでくださっている機会に、ぜひparkrunでボランティアする際に役立つ情報が満載のボランティアハブをご覧ください。また、イベント開催時に必要なボランティアの役割についての詳細は、parkrunの指針でお読みください。

 

更に、parkrun安全ガイドハブには、イベントに参加する子供たちや社会的に弱い立場にある方たちの安全を確保するための必要事項が記載されていますので、ご参照ください。

 

parkrunボランティアのご紹介:ポーラ・キアニーさん

 

「ある週末、Houghton Hall (ホートン・ホール)parkrunで最後尾確認係のボランティアをした際、親子で参加していた母親と娘のキアラさんと話をする機会がありました。娘さんには視覚障害があり、母親よりも速く走れる力がありましたが、歩いてparkrunをフィニッシュしていました。その一週間後、視覚障害者誘導についてリサーチした後、私は初めてVIガイドのボランティアとしてイベントに参加しました。今では、キアラさんから毎回良い刺激を受けています。」

 

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。2022年が皆様にとって数多くのparkrunに参加できる素晴らしい一年となりますように。

 

 

parkrunグローバルオペレーションマネージャー
ジェームズ・ケンプ

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