ニュース - 2022年11月15日
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parkrun南アフリカ11周年!

Melkbosstrand

先週末、parkrun南アフリカは11周年を迎えました。この実に素晴らしい11年間を記念して、parkrun南アフリカ代表のブルース・フォーディスさんが、その始まりとこれまでの道のりを振り返ってくれました。

 

数年前の12月のある日、何気にソーシャルメディアでイギリスのHuddersfield parkrunからのメッセージを見た時、南アフリカのparkrunがいかに唯一無二で特別なものであるかを気付かされるきっかけとなりました。

 

私が偶然見つけたメッセージは、このようなものでした。

 

「皆さん、今日はparkrun日和です!太陽は輝いているし、気温は3度、ブラックアイスはないし、ボランティアの一人はアナグマを見たと言っています」

 

同じ日の朝、私たちはNkomazi parkunの立ち上げに参加していました。ンコマジはモザンビークとの国境に近いコマティプルトの町からほど近い町で、有名なクルーガー国立公園の近くでもあります。私はついふざけて、こう返事をしてしまいました。

 

「皆さん、ンコマジでは暑い日が続いていますね。太陽は照りつけ、気温は35度、サトウキビ畑の中を走るparkrunのコースはエキサイティングです。しかし、ボランティアがローワー・サビーの道路に横たわる5頭のライオンを追い越すことができないため、スタートを少し遅らせなければなりません!」

 

ライオンはNkomazi parkrunのルート上に横たわっていたわけではありません。(もし本当に横たわっていたら、parkrunグローバルのリスクアセスメントチームから非常に興味深い反応があったかもしれません!)寝ているライオンは、国立公園内の宿泊施設からparkrunに向かおうとするボランティアたちを遅らせているのです。人々を驚かせようとするこのメッセージを投稿した時、南アフリカには本当に独特で素晴らしいparkrunがあると再認識しました。

 

Villiersdorp

 

南アフリカの野生動物は、私たちのparkrunの多くで見られる特徴となっています。キリンはUmfolozi parkrunでよく見られ、シマウマはいくつかのparkrunで見られ、スプリングボック、インパラ、ブレスボック、ワイルドビーストなどのカモシカも多くのparkrunで見かけられます。海岸沿いのparkrunでは、ペリカン、クジラ、イルカが頻繁に目撃されています。

 

さらに、クワズール・ナタール州の海岸線を通過するイワシの大移動の時期は、何十億匹もの産卵期のイワシの群れが、カツオドリやアジサシ、サメ、イルカ、その他のゲームフィッシュ(ノースビーチ、ブルーラグーン、ダーバンポイント、アマンジムトティ、ウーボンゴなど)と一緒に波間を泳いでいく壮観な光景が、毎年その周辺のparkrunから見ることができます。

 

鳥類に詳しい方なら、parkrunには豊富な種類の鳥類が生息しています。

 

蛇を含む爬虫類もいますが、蛇が目撃されるのは非常にまれなことです。

 

南アフリカは「一つの国の中に世界がある」と言われますが、それはparkrunが位置する生息地の違いによく表れています。砂漠(Aggeneys parkrun、Springbok parkrun)、山(Clarens parkrun、Harrismith parkrun、Cannibals Cave parkrun)、街(Mofolo Park parkrun、Bridgetown parkrun)、ビーチ(Big Bay parkrun、Stilbaai parkrun、Melkbosstrand parkrun)、ブドウ園や庭園(Roses parkrun、Franschoek parkrun)、ビッグファイブゲーム保護区(Hoedspruit parkrun、Klipspringer parkrun)、都心部(Greenpoint parkrun、Century City parkrun)まで、南アフリカのparkrunは国民と同様に多様性に富んでいます。

 

ZA_ANNIVERSARY_MODIMOLLE_2

 

Sterkfontein parkrunは、最古の人類の化石が発見された化石が豊富な洞窟に隣接しています。 最も遠隔地にあるparkrunには、エスワティニやナミビアのparkrunに加え、広大なグレートカルー地方のビッグスカイ・カントリー(Loxton parkrun)などがあります。

 

しかし、本当に南アフリカのparkrunを唯一無二のフレンドリーで歓迎的なしているのは、私たち人間なのです。 Cannibal’s Cave parkrunは、エキサイティングなズールー族のparkrunです。一方で、Rondebult、 Tsakane Wetlands、Mitchells Plain、Bridgetown、Kwanele、Mapetla、Mofoloは独自のエネルギッシュな街のparkrunです。

 

また、Rondebult parkrunで音楽に合わせて踊りながらウォームアップをしている様子は特徴的です。Port Alfred parkrunでは、地元の老人ホームから集まった多くのボランティアが、毎週土曜日の朝に素晴らしいコミュニティ精神を発揮しています。

 

Heidedal

 

最後に、11年前のDelta parkrun以来、南アフリカの人々がいかにparkrunを受け入れてきたかを見事に物語っているのが、parkrunへの参加者数です。26人から始まったDelta parkrunから、現在では2千人を超えるparkrunも現れるようになりました。実際、数年前のNorth Beach parkrunでは2,500人を超える参加者を記録しています。

 

しかし、南アフリカのparkrunが最も大切にしていることは歩く人たちが多いことです。歩くことは大歓迎です。軽視されることもありませんし、フィニッシュすればタイムと結果を受け取ることができます。私たちのparkrunの平均タイムは世界中のparkrunで一番遅く、42分を超えています。これを私たちは誇りに思っています。

 

Drumblade

 

現在のparkrunファミリーは楽しく豊かですが、私たちはまだ氷山の一角しか見えていないことを自覚しています。まだまだ開拓すべきparkrunはたくさんありますし、parkrunに参加してほしいコミュニティもたくさんあります。そしてもちろん、アフリカ大陸全土全が待っています。

 

先週の土曜日は、南アフリカでparkrunが最初に上陸したDelta parkrunの11回目の誕生日でした!これを祝福すると同時に、これからも南アフリカの他の地域でもparkrunが広がっていくことを楽しみにしていますす。

 

 

ブルース・フォーディス

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