default - 2023年04月19日

parkrunでのウォーキングを推進

Shuhei_First parkrun

parkrun誕生から18周年を迎えた昨年10月、parkrunparkwalkしよう!と題して、parkrunでのウォーキングを祝い、促進するためのキャンペーンを1か月間実施しました。

 

私たちは、parkrunで歩く人の数を増やすことに尽力しています。そのためには、parkrunでのウォーキングを推進、支援、賞賛する重要な役割を担うparkrunコミュニティの存在が欠かせません。

 

ウォーキングはparkrunへの第一歩を踏み出すのにふさわしく、健康維持に役立ち、そしてparkrunでウォーキングする参加者の多くが、以前は運動不足だったり、長期的な疾患をもっていたりする傾向にあることがわかっています。

 

ウォーキングする参加者の体験談を共有したり、ウォーキングする人たちをサポートし励ますためにparkwalkerという新しいボランティアの役割を導入し、素晴らしい結果を目の当たりにしました。

 

10月を通して大きな反響があり、1か月間で10万回以上のparkwalkが記録され、5回の週末で1万人のウォーカーが新たにparkrunに参加し始めました。

 

ほぼすべてのparkrun開催地域でウォーカーの割合が増加し、10月parkrunで歩いた人の割合は世界全体で1.5%増加しました。この勢いは11月以降も続き、ウォーキングの参加者は9月を大きく上回りました。新型コロナウイルスのパンデミックが多くのparkrun参加者の心身の健康に悪影響を及ぼし、また、参加するのに「十分な体力がない」と感じてしまうことが、parkrunを始めたり、復帰したりする際の障壁となっていることがわかりました。

 

parkwalkキャンペーンに続き、世界中のparkrunの全イベントチームを対象にウォーカーとランナーに別々のアンケートを実施した結果、700以上のイベントチームによって共有された経験から、parkwalkがイベントでのウォーキングの推奨につながっていることを再確認できる重要なメッセージが得られました。

 

parkwalk family

 

また、このキャンペーンは、体力が落ちてしまったと感じる人がparkrunに戻る動機付けになったことが分かりました。

 

「自身が遅すぎると感じていたランナーが戻ってきたことで、parkrunで歩くことが当たり前のことだと理解してもらえるようになりました」

 

parkwalkは、復帰した参加者だけでなく、新しいウォーカーがいつでも歓迎されることを強調するのに役立ちました。

 

これらの復帰した参加者と1万人の新規ウォーカーは、10月の総参加者数の明らかな上昇に影響を与え、2022年の数字とパンデミック前のギャップは半分になり、10月末までに15%減となりました。この結果から、2023年は非常に飛躍的な年になると言えそうです。

「ウォーカーはこれまでも歓迎されてきましたが、メッセージがより明確に伝わったことで、初めての参加者を誘って一緒にコースを歩くことに自信がつきました。そして、彼らはとても楽しんでくれました。」

 

parkwalkは決して数字だけの問題ではなく、parkrunの文化にポジティブな影響を与えるものでした。キャンペーンを知った英国の参加者の68%が、parkrunがウォーカーにとってより歓迎される場所になったと感じたと語っています。

 

338939036_1393792908141799_7581637503527163369_n

 

「多くの人に参加してもらうための素晴らしい取り組みだと思います。誰もが参加しやすい環境を作ることができ、すべての人に参加する機会を与えてくれるのです。」

 

「イベントに温かく迎えてくれて、コース上ではずっと励ましの言葉をかけてもらい、ゴールした時には素敵な歓迎を受けました。」

 

このキャンペーンの成功は、parkwalkerというボランティアの役割の導入という形で受け継がれていて、新しい青いベストを着たウォーカーは、世界中のparkrunで歩く人たちをサポートし、励ましています。10月に7,000人だったparkwalkerは、現在では約18,000人にまで増加し、1,800以上のイベントでparkwalkerがコースを完歩してきました。

 

このparkwalkerという任意のボランティアが新たに加わり、ボランティア当番表の役割が一つ増えたことになりますが、フィードバックによると、この役割は特に新規でウォーキングする参加者にポジティブな印象を与えるのに大きな効果をもたらしています。

 

「parkwalkerは新規参加者を歓迎し、とりわけ初心者ウォーカーの緊張を和らげながら、5キロの間ずっと寄り添っています。そして、その様子を見た参加者が、parkwalkerボランティアとして次の週のイベントで率先して新規参加者に声をかけられることに繋がっていると感じます。」

 

parkwalkキャンペーンがきっかけで10月に初めて参加した82歳の男性は、parkwalkerの役割が自分にとって良いきっかけにことを実感したそうです。

 

walking_sanuma_19112022

 

「自分のペースで一緒に歩いてくれる人がいるといいなと思っていたところ、マイクさんというparkwalkerボランティアが私の願いを叶えてくれたのです。会話が弾んだおかげで、ちょっと感じていた骨の違和感のことなんて忘れさせてくれました。運動しながら社会との触れ合いの時間を持つことができ、、素敵な朝を過ごせました」

 

イベントチームへのアンケートでは、世界の10イベント中7イベントがこのキャンペーンを有意義なものだと考えており、85%が10月以降もイベントでのウォーキングを促進・奨励すると回答しています。

 

私たちは、parkrunで歩く人の数を増やすことに尽力しています。そのためには、parkrunでのウォーキングを推進、支援、賞賛する重要な役割を担うparkrunコミュニティの存在が欠かせません。

 

ソーシャルメディアへの投稿、ブログ記事、ストーリー、ウォーカーの画像などを共有することで、メッセージを広めることができます。また、可能な限りparkwalkerの役割を常時ボランティア当番表に掲示するようにしたり、イベント当日の挨拶やその他のコミュニケーションでウォーカーに焦点を当てて紹介することも、parkrunでのウォーキングの普及とポジティブな効果を引き出すことに大いに役立つ方法だと考えています。

 

 

#loveparkrun

 

友だちにシェアする:

jasBack

アンバサダープログラム10周年を記念して

今週はparkrunアンバサダープログラムの10年を振り返ります。   アンバサダーの役割はより多くの人々がparkrunとつながり、知識を共有し、コミュニティの健康と幸せをサポートすることを可能にしました。 …

Screenshot 2023-05-11 at 11.28.27

parkrunがきっかけで

ラヘマ・マモドさんは、5キロの初心者プログラムを終了した後、parkrunに参加し始めました。誰もを受け入れる包括性のあるparkrunコミュニティのサポートを楽しんでいるうちに、ランニングクラブに入会し、長距離の大会に…